こんにちは!海が大好きな森ちゃんです。
海が好き!
ダイビングが大好き!!
ダイビングの仕事がしたい!!!
今この記事を読んでいるあなたにはこんな思いがあるんだと思います。その一方で
でも、お給料安いって聞くし生活していけるの?
でも、体力ないとしんどいんじゃない?
でも、私に接客業できるのかな・・・
「でも」の三連発・・・(;∀;)
挑戦したい!と思うけど、聞こえてくるのはあなたを心配する周囲の声と、自分の中の不安な気持ちばかりなのではないでしょうか。
ダイビングの仕事は辛いと耳にすることが多いですが、実際のところどうなんでしょうか。
ここでは大手総合職でバリバリ働いている20代後半女子の筆者が、ダイビング業界に転職するにあたって聞いた業界の実態を紹介するとともに、私が転職に踏み切れた理由もお伝えしたいと思います。
これを読んだら、ダイビングショップで働く自分の姿を想像することができます!
ダイビング業界に挑戦したい!憧れのあのインストラクターのようになりたい!と思うあなたの背中を押すことができたら幸いです。
一緒に頑張っていきましょう!
目次
ダイビングの仕事は何が辛い?
ダイビングの仕事は辛いと聞くことが多いですが、具体的にどのように辛いのでしょうか?
- 精神面
- 体力面
- 経済面
今日はこの3つの視点から現地型ショップで働く際に辛いことを解説していきます。
ダイビングの仕事は精神的に辛い
ゲストの命を預かっている責任感
あなたはダイビングを始める前、ダイビングに対してどんなイメージを持っていましたか?
きれいな海、楽しい、イルカと泳げる・・・
怖い、危険、エア切れで溺れる、サメに襲われる・・・
楽しそうというポジティブなイメージもある一方で、事故にあいそう・危険というイメージもありませんでしたか?
どちらも正解で、ダイビングは一歩間違えれば命を危険にさらしてしまうアクティビティです。
海の中という特殊な環境でのアクティビティなので、悲しいことにダイビングの事故はなくなることはありません。
そんなアクティビティをゲスト様に安全に楽しんでもらうために、また自分自身も危険な状況に陥らないように、インストラクターは常に細心の注意を払い、
ゲスト様の命を預かっている責任感のもと、海を案内しています。
筆者はいまだガイドをした経験はありませんが、それでも命を預かる責任感を感じたことがあります。
それがレスキューダイバーライセンス講習
ダイビングショップで働くために必要なライセンスは複数ありますがレスキューダイバーはその中の一つで、
この講習は数あるダイビングライセンス講習の中で最も厳しいと言われています。
筆者は、どんな講習も厳しいと評判のショップでレスキュー講習を受けたのですが、本当に大変でした(詳細は別の記事で書きますね)。
またそのことを他のショップのインストラクターに話すと、「レスキューだけはちゃんとやっておいた方がいい」と全員口をそろえて言っていました。
受けたショップが特別厳しいと思っていたんですが、そうではなかったんです。
インストラクター全員がレスキュースキルは最重要と言うくらい、人の命を預かっていることを肝に銘じる必要があるんですね。
そんな責任の重さから、好きで仕事にしたのにダイビングが苦痛になってしまった・・・というインストラクターも中にはいるそうです。
どんな海況でも楽しんでもらわないといけない責任感
せっかくダイビングをしにいくなら、めいっぱい楽しみたいですよね。
インストラクターもゲスト様には楽しんでもらいたい一心だと思います。
最近はあの生物があそこのポイントにいるから案内してみよう。。。
このゲスト様は地形が好きって言ってたから、午前中は天気がよさそうだから先にこっちに行こうかな・・・
色々なことを考慮し、ダイブプランを考えてくれています。
しかし自然の中でのアクティビティであるダイビング、海況は常に変わっているためいつもベストコンディションということはありません。
午前中おだやかだった海も、お昼を食べていたらざっぱーーーーん・・・
たった数分でもコンディションが変わってしまう海、前日から考えていたダイブプランが台無しに・・・なんてこともたくさんありそう。心折れますね。。。
そんなときでも今の海況で100%楽しんでもらうには?と考え、その時々で最善のダイブプランを立てる必要があります。
しかもこれはダイビング前に限らず、ダイビング中も常に考える必要があります。
筆者が体験したことあるのは、ダイビング後半のルートが実際行ってみたら強烈に流れていて、本来だったらもと来たルートを戻る予定がドリフトで流されるプランになったこともあります。
このときのインストラクターさんの判断の早さはかっこいいなと思いました。
接客業のつらさ
あなたはダイビングに行ったら何が見たいですか?
生物?マクロ?ワイド?
地形?洞窟?
写真を撮りたいのか、水中散歩したいのか、生物観察したいのか・・・
このようにダイビングと一口にいってもゲストの求めるものは十人十色。
常連の方ならまだしも、初めてガイドするゲスト様なら、何を求めていて、どういうダイビングがしたいのかというゲストのニーズをエントリーするまでの短い時間でキャッチし、実際にガイドしなければなりません。
また、陸上での接客もショップのイメージを左右する重要な要素です。
色んなゲスト様と接することになるインストラクターは接客スキルも求められるため、単純にダイビングが好きというだけではやっていけない面があるかも。。。
ゲスト様の中にはただただ自慢話をしたい人や、自分のスキルをひけらかすような人もいるかもしれないですよね。
そんな人とでもうまく付き合っていかなければいけないインストラクター、なかなか大変そうです。。。
バイトや仕事を選ぶとき、接客業だけは絶対に嫌!と思った方もいるのではないでしょうか。
ダイビングの仕事は体力的に辛い
重労働なのに休みが少ない
タンク運びに器材準備、水中でのガイド・・・インストラクターは常に体を動かしていますよね。
しかもダイビングで使うものって全部重い!
それを、時に自分は器材を身に着けたまま運んだりセッティングしたりとかなりの重労働です。
さらに繁忙期の夏となれば炎天下で朝から晩まで働いて休みは週1日もとれないことも。
知り合いのインストラクターは、仕事が終わって帰宅する40分の運転が辛くて、途中仮眠しないと帰れないと言っていました。
毎日身体を使う仕事なのに休みが少ないのは確かに辛いですよね。
しかしながら、ほとんど身体を使わないデスクワークと、一日中外で走り回っているような仕事、どちらがつらいでしょうか?
これに関しては人によって感じ方が異なります。
筆者はどちらの仕事も2年半経験していますが、圧倒的にデスクワークの方がしんどかったです。
毎日外で仕事をしているときは休みの日もゴルフ→飲み会とアクティブに活動していましたが、デスクワークのときは土日ずっと家で寝ているという日が多かったです。
きっと身体を動かしている方が無心になれて、一日中PCの前に座っていると余計なことを考えてストレスがたまるタイプなんだと思います。
ですが、繰り返しになりますがどちらが向いているかは人によって異なります。
なかなか試す機会はないかもしれませんが、過去の自分の生活を振り返って自分がどちらに向いているか見極めてみてください。
ダイビングの仕事は経済的に辛い
給料が安い
これまで解説したとおり、精神的にも体力的にもしんどいうえ、シーズン真っ盛りは週1日も休めないことがあるダイビングインストラクター。
そんなに大変な仕事ならさぞ給料もいいに違いない!と思いますが、インストラクターは薄給です。
もちろんショップによって異なりますが、相場は手取りで10~15万ほどの印象です。20万もらえたらかなりいい方だと思います。
自分一人ならなんとか生活できるレベルですが、家族を養っていくんだ!という方には厳しいかもしれませんね。。。
また、給料が低いことに加え、現地型ショップは福利厚生がほとんどなく、仕事で使う器材も自己負担の場合が多いみたいです。
ただでさえ高価なダイビング器材、毎日仕事で使いダメージもたまりやすいのに器材は自己負担だと結構つらそうです。。。
実際に、カメラが欲しいけど全然お金が貯まらない・・・と嘆いているインストラクターさんもいました。
ダイビングの仕事には辛さを吹きとばす魅力がある
筆者は業界トップの大企業に総合職として入社し、全国を飛び回っていました。
給料はいいし、休みもある、福利厚生もしっかりしていて昇給制度も異動希望も聞いてくれる、とても働きやすい会社でした。
入社前からやりたかった仕事も経験し、上司、同僚にも恵まれて、何もなければきっと定年まで続けていたと思います。
そんな中、ダイビングに出会ってしまったんです。
瞬く間に海が大好きになり、休みの日は海に通う生活が始まりました。
色々な海でたくさん潜り、たくさんのガイド・インストラクターに出会いました。
そこで感じたのは、
自分が楽しむだけではなく、ガイド・インストラクターとしてたくさんの人に海のすばらしさを知ってもらいたい!
という思いでした。
労働条件だけ比較すると「なんで!?」と思われることも多く反対意見もありました。
でも、条件には代えられない、好きだから!やりたいから!という思いを大切にしようと思いました。
お金や休みで決めた仕事ではなく、ただ心惹かれるものを突き詰めていく人生を送ってみたいと思います。
まとめ
ダイビングの仕事は辛そうだけど、やっぱりやってみたい!
そんなときはぜひ挑戦してみてほしいと思います。
ネガティブな面は捉え方を変えてスキルアップやセルフプロデュースの機会と考えるのも一つの手だと思います。
万が一向いてない・・・と思っても一度仕事として真剣に向き合って身に着けた能力は消えることはありません。