こんにちは!海が大好きな森ちゃんです。
最初は難しいよね!慣れるまで一緒にがんばろう!
寒い冬でもダイビングがしたい!そんなときに活躍するのがドライスーツ。
暖かいし、濡れないから着替えも楽ですが、扱いに慣れるまでは大変。
特に浮力の調整が難しく、中性浮力がとりずらいのが悩みのタネ。
でも大丈夫!ここで紹介するポイントを意識すると格段に中性浮力が取りやすくなります!
これであなたもドライスーツマスターになれますよ〜!
ドライスーツへの給気は最小限
ドライスーツはウエットスーツと異なり、体とスーツの間に空間があります。水の中にはいったときはその空間に空気を入れないとスーツが水圧で押されて体にペタッと張り付いて動きにくくなります。
それを防ぐためにドライスーツの胸部のバルブはタンクに繋げてスーツ内に空気を入れることができるようになっています。
スーツ内に空気を入れられるということは、BCDと同じで浮力を調整することができます。
その通り!
どちらかで調整すれば問題ありませんが、慣れないうちはドライスーツへの給気は最小限にしてBCDで浮力を調整するのがおすすめです。
ドライスーツの排気はコツが必要で、操作に手間取り素早く排気できずもたもたしている間に急浮上・・・ということにもなりかねません。
また排気量も調整しにくいためこまめに浮力調整しているとあっという間にエアが減ります。
一方でBCDはウエットスーツでも使用するのである程度慣れています。
ドライスーツに慣れるまでは、給気はスーツが体にへばりついて痛いのを防ぐ程度にして、浮力の調整はBCDで行うようにしましょう。
ドライスーツへの給気は最小限
正しい排気姿勢をマスターする
ドライスーツの正しい排気姿勢を知っていますか?
間違った姿勢だとうまく排気できず急浮上の危険性もあるため、ぜひマスターしておきましょう!
- 左手を脇の下に当て、肘をあげる
- 上半身をねじって左肩を思いっきりあげる
イメージは、クロールで息継ぎするときの肩の動きです。
左肩にある排気バルブが上を向いて、体の最も高い位置になっていればOKです!
排気する時、足が上がって頭が下がっていると思うように排気できません。
水平もしくは頭が上がり気味の姿勢で排気するようにしましょう。
排気バルブを体の最も高い位置にくるようにする
排気バルブを正しく操作する
ドライスーツの排気バルブには「オートモード」と「ロックモード」があります。
メーカーによって異なりますが、ワールドダイブのものはつまみを調整すると切り替えられます。
オートは周辺圧力とスーツ内の圧力に差が生じると、差がなくなるまで自動的にスーツ内の空気を排気する設定です。
エントリーのときはオートにしておくと、海に入ったとき水圧に押されて、スーツ内の空気が自動的に排出されるのでスムーズに潜降できます。
ロックはその名の通りロックされており自動的に空気が抜けることはなく、排気バルブの排気ボタンを押すと排気できる設定です。
潜降の際はオートにしておき、泳ぎ始めるときにロックにするのがおすすめです。
泳いでいる時に排気姿勢をとり、左肩の排気バルブのボタンを押すのは最初はスムーズにいかないかもしれません。
が、BCD操作と同じように慣れてきますので、どんどん潜って経験を積んでください!
自動的に調整してくれるのであればオートのままでいいのでは?と思うかもしれませんが、オートは思わぬところで勝手に排気されてしまうこともしばしば
せっかく中性浮力で泳げていても、ふとしたときにボコボコ・・・と排気されてしまうことも。
それを防ぐために潜降時以外はロックにしておくことをおすすめします。
筆者はロックにするのを忘れて、せっかく空気をいれてもどんどん抜けていってしまった経験があります。
気付いた時にはエアがめちゃくちゃ減っていて焦りました(笑)
排気バルブは、潜降時はオート、それ以外はロックにする
インナーごとの適正ウェイトを知る
ドライスーツに限ったことではありませんが、中性浮力をとるには適正ウェイトで潜ることが非常に大切です。
しかしドライスーツは中に着るインナーによって浮力が変わるため、その時々により適正ウェイトが変わります。
潜る前or1本目が終わってエキジットする前にその日のインナーでの適正ウェイトを確認させてもらうといいですね。
使うインナーはある程度固定しておいて、「これを着たらウェイトは○kg」とデータを収集しておきましょう!
またウェイトの配置も水中での姿勢を安定させるために重要です。
ドライスーツの場合、特に足に空気が溜まって逆立ち姿勢になってしまう人をよく見ます。
これを防ぐためにアンクルウェイトは必ず使いましょう。
ドライスーツで頻繁に潜る人は、ドライスーツ用の重ためのフィンを使ってもいいかもしれません。
インナーごとにウェイトを調整して、適正ウェイトで潜る
基本はウェットスーツと同様
あとはウェットスーツの時と同様です。
BCDやドライスーツでの浮力調整は最小限にし、細かい浮力調整は呼吸(肺)で行うことが大切です。
また水中での基本姿勢も忘れずに、流線型を意識して美しい姿勢で泳ぎましょう!
基本姿勢については別記事で詳しく紹介しようと思います。
まとめ
ドライスーツで中性浮力をとるコツをご紹介しました。
とにかくドライスーツの扱いに慣れることが大切で、あとは基本はウェットスーツと同じです。
ドライスーツは扱いにくいし嫌だ・・・!というダイバーも多いですが、慣れると手放せないくらい快適になるのでぜひたくさん練習してください!